中小企業には合同労組が多いといわれますが, 合同労組とはどのようなものですか。 |
しかし, 中小企業では, 従業員が少ないため, @組合活動のための組合費が十分集まらず, 円滑な組合運営ができない, A組合を統率し, 会社と対等に交渉のできる適当な指導者がいない, などの事情があり, 企業内組合をつくるのがむずかしいのが実情です。 そこで, 2つ以上の中小企業の労働者が地域ごとあるいは産業別, 職能別に集まり, 組織したものが 「合同労組」 と呼ばれるものです。 合同労組には, 次のような特徴があります。 @ 2つ以上の企業の労働者が, 個人加入を原則として組織していること A 加入した組合員の氏名を公表しない制度のあること 加入した組合員の氏名を公表しないのは, 労働組合に対して理解がなく, 組合員に不利な扱いをする使用者の下で働く労働者を保護するためです。 合同労組が 「匿名組合」 といわれる所以です。 B 複数の企業を相手に交渉をするため, 各企業の経営事情を十分把握できず, 統一的運動が画一化されやすいこと C 使用者との日常の接触が少ないため, 使用者との間に信頼関係を築くのが困難であること D 合同労組の上部組織が団体交渉権, 争議権, 妥結権を直接行使することがあること 使用者の立場からすると, 合同労組との交渉では, 自社の従業員でない外部の組合員を相手にすることになります。 そのため, 使用者の合同労組への反発は強く, 交渉がスムーズに進まないことも珍しくありません。 |
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