労働・雇用の分野では,労働基準法をはじめ,男女雇用機会均等法,職業安定法,労働安全衛生法などさまざまな法律が施行されていますが,これらの法律の中に「パートタイマー」や「アルバイト」といった表現はありません。つまり,法律上は,パートやアルバイトという定義はないのです。 |
| 法律では,同じ事業所の通常の労働者と比較して1週間の所定労働時間が短い者は,呼称はどうあれ,すべて「短時間労働者」として取り扱われています。したがって,パートやアルバイトなどの呼称は,実務社会での表現であり,必ずしも統一的な定義が確立しているわけではありません。 |
| しかし,一般的には,雇用期間が比較的に長期に及ぶ者をパート,短期雇用の者をアルバイトと呼んで,両者を区別しているようです。そのため,パートには主婦が多く,アルバイトには学生が多いという傾向もみられます。 |
| このほか,一般的なパートとアルバイトの違いとしては,次のような点が挙げられるでしょう。 |
| (1) | 給与の支払方法 |
| | パートは,雇用期間が比較的長いため,月払いが一般的です。時間給で給与を決め,月に1回,一定の日を決めて支払われます。 |
| | 一方,アルバイトは,日払いまたは週払いで支払われるケースが多いようです。特に学生アルバイトの場合,労働の対価をできるだけ早く手に入れたいという欲求が強いことも,日払いや週払いが多くなる一因となっています。 |
| (2) | 賞与の支給の有無 |
| | 雇用期間の長さにもよりますが,パートには夏季および年末に賞与あるいは金一封を支給しているケースが多くみられます。毎月の給与とは別に一定の金額を支払うことにより,日ごろの労をねぎらうとともに,今後も長く勤続することを奨励します。 |
| | これに対して,雇用期間の短いアルバイトに賞与を支給するケースはあまり見受けられません。 |